毎日たくさんの花が咲きまくっているこのシーズンですが、あちこちで花壇が花いっぱいの様子を見て、我が家にもそーゆー華やかな花を植えたいという意見が家人から提案され、パンジーを植えられそうになったのですが、我が家の雰囲気には合わんだろうと説得した結果、スミレを植えました。全然地味ですけど。
　売れ残っていたのを安く買ったので品種名がちょっと怪しいですが、伊豆スミレだったかと思います。来年も咲いてくれるといいのですが、うちの土に合ってくれるでしょうか。植えた直後のせいか、写真のように花が下向いちゃっててごめんなさいって感じですが、頑張って育ってください。

　庭のモミジの樹形が悪くて困っちゃう話を幾度かしておりますが、今年の春も元気に芽吹いて来ました。幹からもじゃんじゃん葉っぱが出てきている毎度の状況で、今年もまた葉っぱの固まりみたいな変な姿になるのが確定ですので、思い切って芽整理してみました。
　モミジは休眠時以外に剪定とかするのは御法度と聞いていますが、樹勢が強すぎるが故の猛烈芽吹きなので、ちょっと弱ってくれた方がいいのかなと思ったりしての決断です。幹から出た葉っぱを全部取り、かっこ悪く上方に飛び出た枝をはずしました。そんなこんなで新しい枝をかなり整理して、ちょっとは落ち着いた形になったと思います。夏までにまた芽吹いてしまうのでしょうか。

　先日から咲いているバイモユリですが、想像以上に長く開花しています。釣鐘状の花を下から見上げると、別名アミガサユリの通り、独特の模様を見ることができます。昨日、ちょうど薬用植物を研究している方と話をする機会がありましたが、元々「貝母」という生薬として中国から輸入された植物とか。そうやって聞くとなんとなく薬用植物っぽく見えてきます。
　余談ですが、上記の話を薬用植物園でしていたところ、ふと足下に花壇苗なんかによく使われているビンカが植えてあり、札には「有毒」との表記が。そういえばキョウチクトウ科なので納得なのですが、今まで全然意識したことなかったです。子供が口などに入れないように気を付けなければなりませんね。

先月北側エリアに定植した斑入りのセキショウですが、ふと見ると花が咲いているじゃありませんか。花と言っても円柱状花序でやたら地味なんですけど、花咲くなんて全然考えていなかったので油断していました。なんかこの花見ると湿原とかに似合いそうだなーとか勝手に思ったりしていますが、本来湿潤な土地を好むこの植物。夏場の我が家を過ごすことができるのやら。

　ついこの間芽が出てきたと思っていましたら、あっという間に葉を広げ始めたギボウシたちです。このギボウシたちが葉を広げ、芝生が緑になると我が家の庭はようやくセットアップ完了ですが、冬場があまりにも寂しいので、今年は夏草の場所を確認しながら常緑モノをポイントに植えていこうと考えています。

　芝生もずいぶん緑の部分が増えてきました。写真でも確認できますが、今年はゴムチップ導入によって、ゴム投与したところだけ新芽の伸びが早いです。地温が高くなるせいかと思われます。
　芝生シーズン本番に備え、サッチ掻きを行いました。ツバキの花びらを庭中にまき散らした子供達も罰として動員です。サッチ掻きでゴムがどうなっちゃうのか心配でしたが、全然問題ないですね。ひっかかりがないため、かえって作業しやすいくらいでした。多少ゴミと一緒に回収されてしまいますがちょっとだけなので大丈夫。これで生育の調子が良ければ来年はもう少し多めに導入するかもしれません。期待しています。

　つぼみだけは大きくなっていたシモクレンがようやく開花しました。お向かいのハクモクレンがすごく早く咲いたのでこちらも早くなるかと思いましたが例年通りといったところでしょうか。このシモクレン、背丈が1.5メートルくらいのところで伸びをやめて開花。地際から新たにシュートを出しては同じ高さで開花というルーチンを繰り返すという妙な性格です。そのせいでさっぱり枝が太くならず、本数ばかり立つという状況ですので、今年からは新たなシュートが出ても切っちゃって、本数整理して立派な株立ち樹形にしたいと画策しています。果たして目論見通りいくのやら。

　石組みの水辺にシャガが可憐な花を咲かせるこの風景、実は昨日アップした東京ミッドタウン前にある檜町公園です。造成したばかりの日本庭園なので、わびさび感とはほど遠い状況ではありますが、かなり大がかりでして、それだけでおなかいっぱいといった趣です。
　写真は風景のほんの一部を切り取っただけですので、全体の雰囲気はとても伝わりませんが、かなり広いです。庭園としてどうこう言う前に圧倒的なパワーみたいのを感じちゃって、「なんかすごいよねー」と言うしか。もはやミッドタウンを含めたテーマパークと考えた方がいいかもしれません。

　新美術館から六本木へ向かう途中に、これまたオープンしたばかりの東京ミッドタウンがそびえているわけですが、でかすぎて携帯のカメラじゃ画角足りないですよ。写真に写っている木はソメイヨシノ。アンカーなんか付けてるから「こんな大きな木を植樹したんですか！」と思ったら、旧防衛庁に植えてあった木をそのまま使ったらしいです。この辺りはいたるところに植物が植えられた「ミッドタウン・ガーデン」なる場所。実にたくさんの種類の植物が道沿いに植えられてまるで植物園のようです。ガーデンの様子はこんな感じ。養生中の芝生も多分高麗芝じゃないですね。やや幅広の葉っぱの西洋芝と思われますが品種わかんないです。でもすごくキレイ。建物もそりゃすごいですけど、周辺の緑化まで半端じゃない気合いの入れ方で参りました。人混みで疲れちゃいますので、こういう場所がありがたいです。でもやっぱ疲れました。

　本日東京に出張だったのですが、予定よりずいぶん早く仕事が終わっちゃったので、今年オープンしたばかりの国立新美術館にモネ回顧展を観に行きました。最寄り駅は乃木坂なんですけど、駅直結で便利な半面、そのままだと特徴的な美術館外観を見ることができません。初めて行くなら六本木から歩いた方が感動的かもしれません。
　さて「大回顧展」と謳われた今回の展覧会ですが、展示中盤以降、ポプラ並木の連作あたりから圧巻です。有名どころの積みわらやウォータールー橋、そして睡蓮といった連作群がものすごい存在感です。
　前半に多かったモネの家族を描いた作品を見ていて、結構裕福だったんだなとあらためて思ったりしてました。広い邸宅の庭にはバラ、アイリス、水仙などたくさんの花々があり、各地に別荘まで。花の絵も多いので花好きの方にもお勧めの展覧会です。