風知草といっしょに横山さんからいただいたキンレンカの花が咲きました。グリーンに鮮橙色のコントラストが実に鮮やか。ハスの葉と似ているので鉢を隣に置いていますが、水をはじいて球になるところも似ていてなんとなく楽しいです。レンコンを植えた方のハスも既に4枚目の葉が開き、水面に綺麗な円を描きました。同居のヒメダカたちも睡蓮鉢に入れたばかりの頃は臆病でほとんど姿を見せなかったのですが、最近では足音がすると逆に餌の気配を感じてか、ゆっくり水面に顔を出す慣れっぷり。金魚は相変わらず隠れてばかりで、餌をちゃんと食べているのか心配になります。

　先日定植した10本のブナですが、うち2本が一部葉枯れを起こしています。ポットの中でずいぶん根が回っていたことが原因かもしれませんが、場所によって乾燥してしまったのかもしれません。木全体が枯れたわけではないので大丈夫かと思いますが、液肥などやりながら注意深く見ていこうと思います。

　先日横山さんのお庭にお伺いしたとき、風知草がすごく素敵だったので「明るくさわやかな感じでいいですね」などと話していましたら一株分けていただきました。どうもありがとうございます。庭の北側で陽の当たる場所に植えてありますが、土留めにしてもいいなと思って苗買ってみようかと思ったら結構高価なものだったことを知って驚きました。気軽にもらってしまってなんか申し訳ない気持ちです。乾燥を嫌うそうなので、夏に向けてしっかり手入れしようと思います。

　晴れたり曇ったりしていた不安定な1日でしたが、泉の鈴木さん宅にもお寄りしました。こちらもご不在でしたが、6月12日に予定されている市内の庭巡りツアーでまたお伺いできますので楽しみにしています。もうかなりの品種が開花している様子で、広いお庭のあちこちに鮮やかな色が見え隠れしていました。花弁いっぱいで豪華なバラもいいですが、写真のような単弁のバラも可憐で素敵ですね。

　天気が良かったのでバラを目指して出発です。出張のたびに電車の窓から拝見させていただいている葉多野さんのお庭に向かいましたが、突然の訪問だったので当然ご不在。お家の方にご挨拶して写真撮らせていただきましたが、琉球ガラスをあしらったアイアンアートの素敵なトレリスがバラの花でいっぱいです。クレマチスも一緒に咲いていましたので、いつも色鮮やかなお庭がひときわ色鮮やかに見えました。今日は、日中は30度を超える猛暑だったのですが、夕方には急激に寒くなるという妙な天気でした。風邪ひいちゃいそうです。

　バラの季節ということで花遊庭さん連日大忙しの様子です。トレリスやアーチが一面色とりどりのバラの花で埋められ、一年で最も華やかな装いになっています。バラ栽培は苦労が多いですが、咲いた時の感激は大きいですね。明日晴れれば、バラ巡りなどしてみようかなどと考えています。

　バラの季節がやってきましたが、緑ばかりの我が家にもバラが1株あったりします。鉢植えでもらったものがいつの間にか植えられていたチャーリーブラウンという品種。草丈が低いのでまあいいかと放置していましたが、今月になってベーサルシュートがずんずん伸びてきて開花。あまり大きくならないことを祈ります。

　新潟ツアーの際に雪国植物園で斑入り甘茶アジサイを衝動買いしていましたが、シラカシの下に植えていたところ、小さい花を咲かせ始めました。なんとも優しい花ですね。他にも山アジサイを植えましたが、西日が当たるせいかあまり生育よろしくなく、木の下で日陰になるこの部分だけ元気な様子。セキショウも同様の状況で、フキばかりが元気なので庭の北側エリアは全面的に植物配置を見直さなければ。

　ハスの種発芽大作戦は順調に進行しておりますが、芽がかなり伸びてきた上、2本目の芽が出てきたので睡蓮鉢に移植してみることにしました。まだ根が出ていないのでちょっと心配なのですがいかがなものでしょう。種部分を半分ほど土に埋めてみましたが良かったのかどうか。日曜日に新たな睡蓮鉢を購入して準備を進めていましたが、昨日入れておいた金魚が1匹死亡するという事件が！ しかし、種を埋めていて原因がわかりました。お日様の熱でお湯になっちゃってます。日陰になるところに移動したので今度は大丈夫でしょう。しかしヒメダカは同じ環境で全然元気。金魚の方が強いのかと思っていたので意外でした。

　沖田さんのお宅にお伺いしたついでに、もうお一方の新規公開庭に向かいました。藤の花が盛りという話を聞いていましたがまさに満開。農業用のビニールハウスの骨組みを利用した藤棚から藤の花があふれんばかりに垂れ下がり、その下では轟々と音を立てて池から水が流れ出している壮観な眺めに出会うことができました。あいにくお留守でしたので入り口のこの部分のみの写真になりましたが、来月中旬に会のイベントでお伺いしますので楽しみにしています。話によりますと、家の庭はもちろん、石垣をはじめ、裏山の遊歩道整備まで女手ひとつで造り上げた“ド根性の庭”とか。いったいどんな世界が広がっているのか楽しみです。