タイトルを見るとまるで三春の滝桜でも見に行ったような雰囲気ですが、そうではありません。今日も天気が良かったので市内会員さんの庭めぐりに。ご近所の田口さんにお電話したところ、春の旬が過ぎちゃったとのことで慌ててお伺いしました。中村さんところもそうでしたがチューリップなどの盛りは4月上～中旬とのこと。その時期は仕事押しまくっててとても動けず、来年への大きな課題です。花の時期が計算された植栽によって、次々と宿根草の主役が切り替わる植物選択は実に見事。それでいて作為的でなく、まるでこぼれ種が芽吹いて繁殖したような自然さが出ているのに感心します。
　ところでタイトルの「三春」ですが、庭に咲く鬱金桜と、お隣の菊桃、お向かいの八重桜が春の彩りを競い合っている様子です。鬱金桜は市内では珍しいですね。淡いグリーンが素敵です。

　いよいよGW突入ということでようやく仕事も休みになりましたので、会員さんのお庭訪問に動き始めました。秋にお伺いした際に、「春になったらいったいどんなすごいことになってしまっているのだろうと」ドキドキしていた中村さんのお庭ですが、チューリップの見頃は既に終わってしまったとのことで残念至極！それでも花いっぱいの様子は思わず道行く人が立ち止まるほどの強力さです。
　シンボルツリーのハナミズキですが、今年は花付き悪いそうです。暖冬の影響かもしれません。他にも数え切れないほどの花々が咲いていましたが、ネモフィラの空色がとても素敵でした。ガーデン紹介のページでも紹介しています。

　先日スミレの話をした際、shishuyiさんからいわき公園に自生をしているスミレのコメントいただいておりましたが、今朝久しぶりに徒歩で通勤してみましたところたくさんの花を咲かせているのを見ることができました。
　淡い紫色の花がいっぱいです。タチツボスミレでしょうか。「スミレ色」ってこの色のことを言うのでしょうね。スミレ色の空とか言いますし。携帯で撮ったらかなりピンぼけ写真になってしまいましたが、こんな感じで土手に群生していて実に素敵。写真は撮るけど株を取ってくるようなまねはしたくないので、今度園芸店で見つけたらきっと買っちゃいます。

　この春ずいぶんいじっていた家の北側エリアですが、フキノトウが多いなと思っていたらものすごい勢いでフキがあちこちから出てきました。冬場何もない状態だったのでこんなにあったのかという驚きを隠せないでいますが、冬期間を土のみの状態で過ごすのはいかがなものかと思いますので、フキは少々整理の方向で。
　いろいろ植えた結果が写真の通り。石道に沿ってセキショウでラインを作り、その外側に福寿草、斑入りのガクアジサイと山アジサイ、斑入りヒメウツギ、クリスマスローズ2種、バイモユリ、斑入りギボウシなど。気が付くとずいぶん植えていました。植物の数は増えてきましたが、相変わらずの地味路線です。

　ふと庭を見ると隅っこの方に謎の植木鉢が置いてありました。しかも3つも。かみさんが何か種など播いた様子です。
　私が派手な花には興味が無く、渋めのものばかり植えているので、今年も植木鉢で自分好みの世界を展開するのでしょう。花畑になってしまった可能性もありますが、北側スペースをまかせれば良かったかもしれません。昨年、ヘブンリーブルーを見て感激していましたのでもしかすると朝顔など播いたのかもしれません。庭のテイストに合うものを選んでくれるといいのですが、いったい何が出てくるのやら恐る恐る観察していきます。

　転居時に既に植えてあった草ソテツが新芽を出し始めました。この辺りはスギナがものすごく、防除するのに使用した除草剤の影響で一時姿を消してしまっていましたが、なんとか持ち直して復活中です。他の植物にかからないように細心の注意をはらっていたのですが、本当に気をつけなければなりませんね。おかげでスギナは激減したのですが残党があちこちに気配を見せ始めています。今年も追随の手は休めません。

　先日OGIの打ち合わせで花遊庭さんにお伺いした時にハナニラが満開の状態ですごかったのですが、お裾分けいただいた我が家でも花をいっぱい付けています。ほんのちょっとの株に4輪も。ウチの写真はこれっぽっちの株ですからたいしたことないですが、群生して咲いているのを見ましたら素晴らしいものでした。寒さに強く冬場も緑でグランドカバーになり、病気にも強くて良く増え、花はたくさん咲いてキレイと、文句の付けようがありません。冬場のグリーンとしての用途しか考えていませんでしたが、花の時期を考えつつレイアウトしていこうと思います。乾燥しがちな場所に植えてあるので夏がちょっと心配です。こまめに水やらないと。

　早々と葉を出していたナツグミの木ですが、既にかなりの数の花が咲いていました。2年前に引っ越してきた時、何の木だかわからなくて植物図鑑を一生懸命めくっていたのが思い出されます。俗に「びっくりグミ」と呼ばれる種類で、実がとても大きいです。2～3センチほどの真っ赤な実がたわわにぶら下がる姿は夏の我が家の風物詩。あまり見事なので近所の人がまねして自分の庭に植えたけど、これほど大きくならなかったという話を聞きました。実のなる時期が楽しみです。

　玉砂利の上に妙なキノコが顔を出していました。どう見ても「あなた毒でしょ」って雰囲気で、食用には向きそうにない感じですが、おそらく正体はアミガサタケ。一応食用可で、ヨーロッパでは高級食材という話ですが、不気味すぎて全然食べる気なんか起きませんって。食用かどうか最初に確かめた人は偉いです。

　妙な気候が続いている今年ではありますが、無事に満開となった白梅の木にはたくさんの梅の実がふくらみ始めました。ざっと見て30個くらいはあったでしょうか。今はまだ小指の先ほどの大きさですが、立派な青梅になることでしょう。毎年収穫して梅酒にしています。次のシーズンに備えて早く飲み干さないと。