オープンガーデンいわき

　 商業エリアから一歩入った閑静な住宅街に、道行く人が思わず足を止める一軒の白い家があります。人々の視線の先にあるのは、庭中あふれんばかりに咲く、色とりどりの花々。「一年中花があるように」という、庭主さんの想いと情熱が詰まったお庭です。
　 レンガ敷きの庭の中心にはシンボルツリーのハナミズキ。レンガで作られた一段高い花壇には春のチューリップやネモフィラ、秋はサンビタリアなどが四季折々の鮮やかな彩りを作り出します。
　 夏場は毎朝5時から花がら摘みをして手入れに精を出す庭主の中村さんは、「花の手入れが大変でしょうと言われますが、大好きな花を相手に作業するのも健康の秘訣です」と、常に笑顔。2004年には念願のコンサバトリー（ティールーム）も完成しました。
　 押し花やエッグアートも手がけ、オープンガーデンに合わせて展示会も開催するなど、夢を一つひとつ叶えてきましたが、これからは花を見ながらゆっくりとお茶を飲む時間が欲しいとのこと。その夢もきっと叶うことでしょう。