土曜日から日曜日にかけて、東日本では広範囲にわたって猛烈な嵐となりました。いわき市でも突風が吹き荒れ、ところによっては吹雪になったと聞いています。ウチでも庭木の枝が折れ、黒竹の鉢が倒れるなどしましたが、近所ではバス停の看板が倒れていたりして、風の強さを感じさせました。
　よりによってそんな嵐たけなわの24日、山形県の豪雪地帯に除雪ボランティアの取材に行くことになったのですが、吹雪のため高速が全面通行止めという大ピンチ。仕方ないので朝6時に出発し、下道を通って浪江から福島市を経由し、米沢方面に向かいました。風が強かったのは浜通りがもっともひどく、福島市あたりからはそれほどではありませんでしたが、逆に雪がすごい状態。写真は目的地の川西村の風景ですが、ものすごい積雪で除雪車なしでは身動き取れない状況です。豪雪地帯に赴いて思ったのですが、ナビとか操作しようかと思っても路肩が雪の壁になっていて停車していることができないのですね。
　現地の雪もすごかったですが、往復の路面凍結がひどくて命がけの1日。夜遅く、いわきに戻ってきた時には心底ほっとしました。

　2年ぶりとなる積雪から1週間が経ち、日陰の雪もほとんど解けました。屋根から落ちた重い雪につぶされていたのではないかと心配していた植物たちは元気な姿を見せ、久しぶりのぽかぽか陽気に春の訪れを感じています。
　土日と横浜に出張しており、土曜の夜は積もるほどの降雪だったのにも関わらず、いわきでは山間部以外雨だったとのこと。やはり暖かいのでしょうね。久しぶりの休みなので、庭掃除などしておりましたら一昨年の秋、小さいポット苗を植えたクリスマスローズが開花しているのを見つけました。葉っぱに隠れるように下を向いてひっそりと開花。おそらく年明けくらいには咲いていたのでしょうが、全然気づいてやれませんでした。葉陰から花を外に出してあげればビロードのような美しさ。この季節、我が庭唯一の花です。

　写真は昨日の午前中に撮影したユキノシタ。雪が降りしきる中、埋もれたとしても名前通りでそれもまた風情などと思っていましたが、今朝出勤時に見てみると屋根から落ちた雪にすっかり埋もれてしまっておりました。もう一つ植えたユキノシタ「七変化」も同様の状態に。落雪の衝撃で株がどうにかなっちゃいないかと心配ですが、いじるとそれこそ折ってしまいそうなので、雪解けをじっと待つことにします。

　先日の初雪から間もない本日、朝起きると一面の銀世界が広がっていました。昨年は全然積もらなかったのでホント久しぶりの光景です。でもかなり重い雪でしたね。午前中に平に降りたら雨でしたし。中央台は高冷地か。ユキノシタが文字通り雪の下に埋もれているのを見てなんとなく納得した朝でした。