オープンガーデンいわき創立10周年記念イベントとして、一般向けのオープンガーデンツアーを開催しました。4、5、6月と、季節を変えて実施するイベントの初日となる今回、バス2台に分乗して46名が参加しました。朝から肌寒い1日で、午後には雨も降るあいにくの天候でしたが、春らしい庭を巡る中で、時折寒さも忘れるような1日になったのではないでしょうか。イベントレポートはまた明日にでも。寝不足で今日はもう眠くて眠くてすみません。

　今年の春、4月から6月にかけて3回のオープンガーデンイベントを予定しています。各公開庭の目印となるバナー（旗印）制作のため、会員の方々のお手伝いをいただきました。おかげさまで思っていたよりも早く作業が終了し、かわいいバナーができあがりました。お手伝いいただきました皆さま、どうもありがとうございます。仕事に追われてなかなか作業が出来ず、準備が遅れてしまっていますが頑張ります。

　オープンガーデンいわきの2007年度総会と新年の懇親食事会を同時開催しました。総会は会長あいさつに始まり、新規会員3名のご紹介、2007年度事業報告と決算報告、2008年度の事業計画・予算と、いつも通りの流れでしたが、ただ報告しているだけなのもつまらないので今年はスライドを取り入れてみました。昨年実施したイベント等の様子が少しでも伝わりましたら幸いです。
　食事会では、会場のパレスいわやさんから会費以上間違いなしの熱烈サービスを賜り、大変すばらしいお食事をいただきました。シャーベット作りのパフォーマンスも面白かったですね。どうもありがとうございます。食事の最後にはオープンガーデンいわき発足当時のスライドを映写し、思い出話に花を咲かせました。
　今年で会の発足から10年という節目の年を迎えました。メインイベントとして、一般公開のオープンガーデンイベントを4月～6月にかけて企画しています。食事会終了後には公開庭主さんにお集まりいただき、企画案について話し合いました。活発な意見が飛び交ったことで、具体的な方向性が見えてきた気がします。どうもありがとうございました。

　いわき明星大学で毎年春と秋に公開講座を開催していますが、今回秋の公開講座の中で、11月10日（土）に「身近な毒草・薬草あれこれ」をテーマにした講座が開かれます。普通に園芸品種として栽培されているものや、どこにでも見かける雑草などが意外にも毒だったり薬だったりするかもしれません。講師は同大学薬学部の川口基一郎教授です。優しい先生で、わかりやすく面白い話を聞かせてくれますので、ご興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか。受講料は無料です。
　既に170名を超える参加申込みがあり、400人収容できる教室に会場を移したそうですので、まだ申込みに余裕があるそうです。一応申込み締め切りは11月3日ですが、多少過ぎても大丈夫かもしれません。詳しくは同大学へ。
　いわき明星大学 秋季公開講座のお知らせ

　横山さんのお庭に続き、お昼を兼ねて花遊庭さんに移動しました。いつもたくさんの草花にあふれていますが、中でも注目を集めていたのが皇帝ダリア。3メートルを超える草姿に驚かれていました。仙台での栽培はあまりないのかもしれません。花が咲く11月頃には4メートル近くなっていますので、ぜひとも見ていただきたいです。
　我が会で珍しい植物コレクターと言えば葉田野さん。今回もツアーの最後を締めくくっていただきました。秋のバラも終わってしまっていましたが、ぜひ機会があれば最盛期のお庭を見ていただきたいです。
　3年ほど前に仙台にお伺いした際、阿部さんの広大なお庭や奥さんのすごすぎるバラ庭、アイディアとセンスにあふれた大森さん、小林さんのお庭と、衝撃的とも言える庭との出会いをさせていただきました。ぜひまたお伺いさせていただきたく思いつつ、またお越しいただける日を楽しみにしています。今日は同行させていただき、どうもありがとうございました。

　田口さんのところから移動した4軒目は、草木台にある横山さんのお庭。実は私も初めてお伺いしたのですが、素晴らしいの一言に尽きます。心地よい風が通る見晴らしの良いロケーションも一役買っているのですが、雑木林の里山を散策しているような気持ちになるお庭です。北側の駐車場スペースも苔と雑木が織りなす素敵な空間が創られており、猛暑を忘れるひとときを過ごさせて頂きました。

　オープンガーデンみやぎの公開庭主さんご一行がいわきにいらっしゃいました。予定より早くお着きになりましたので、白水阿弥陀堂を見たあと、急遽拙邸を訪れることに。国宝の浄土式庭園の後に見て頂くにはあんまりなので、そそくさと田口さんのお庭に移動です。
　バスで10分ほど移動した田口さんのお庭では、限られたスペースを上手に利用して生活とガーデニングを両立させているお庭を見て、ご自分のお庭へのアイディアがひらめいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかしながら彼岸を過ぎてなお、猛烈な残暑でした。

　最初に書きました通り、大変暑い1日でした。参加者の皆さん大変お疲れ様でした。また、訪問先の皆さんにおいてはいろいろとお世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
　どのお庭も個性にあふれ、ガーデニングを楽しんでいる気持ちが伝わってきました。世界にひとつだけの「マイガーデン」を公開していただき、花を、緑を愛する心を共有させることの喜びを感じさせていただきました。
　後のニュースで知ったのですが、北海道で35度を超える猛暑日だったとか。そんな暑さも吹き飛ばすような参加者の熱心さが印象に残るツアーでした。いわきの土地柄っぽく、海あり山ありの庭巡りでしたが、新規公開庭をみんなで訪問というのは定番のイベントになりそうですね。今年の大きなイベントはこれで終了しましたが、ちょっとした企画を現在計画中です。来年度の予定も固まってきました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

　ツアー最後は葉多野さんのお庭。バスの高い視点で家に近づいて行くと、敷地内に見える花・花・花。外周のトレリスはバラが盛りですが、バラだけでおよそ100種類ほどあるそう。玄関前のホクシアのコレクションも必見ですし、入り口には隠しビオトープも。いったい何種類の植物があるのだか、庭主さんも首をかしげるほどの量と質。それでも珍しい植物の数々を見た参加者が品種名などを問いかけると、即答しているのだから脱帽です。植物の組み合わせや仕立て方も自分流でひと工夫。自由な発想で素晴らしい空間を編み出しています。

　次はおなじみガーデンカフェ花遊庭さんです。玄関から駐車場にかけてのトレリス脇を通り、アーチをくぐってフェンス沿いに園内に入り、デッキ前を通過しつつ奥のアーチを抜ける。その間、視界に入ってくるのは次から次へと現れるバラの姿。この季節ならではの香り高きお出迎えです。バラの華やかさもいいですが、あまりにも暑かったこの日、可憐な宿根草の優しさと、青々と天に葉を広げる木々の緑陰の心地よさに、思わずほっと一息ついた癒しの空間でもありました。